
そんなマンガをみつけた。
さいとう・たかをさんの「サバイバル」。
これを読んだことで、私の生き方が変わってくるかも。
物語は、大地震によって主人公の少年が一人、無人島で暮らすところから始まる。
最近、地震や災害等のニュースが立て続けにあり、次は我が身かと思うと、こんな物語も身近に感じた。
この少年は、どんな過酷な状況にあっても、知恵を絞って、体を動かし、生きることを諦めない。
自分の家は自分で作って、生きるためならば、カエルを生で食べる。
自分に、これが出来るかな…?
と、常に考えてみる。
このマンガを読んだ後は、現実が、ちょっと面白く感じた。
暑くて暑くてたまらない夏の日は、ついついクーラーをかけてしまうけど、地震で電気が止まったら、どうなっちゃうの?
そんな疑問から、勝手に、自宅でサバイバルしてみた。
クーラーをかけずに何度までガマンできるか…?
…30℃が限界だった。
クーラーがなかった私の子供時代。
クーラーがほしい、クーラーがほしいと思っていたが、クーラーがあるのが当たり前になった今現在(40才代)、今度は、クーラーを使わずにいられる強い肉体がほしい!肉体が!
(でも、もう無理!)
便利な物を買うと生活は向上しているように感じるが、人間自体は弱くなっているのではないか…?
この少年が、水を追い求めて彷徨うシーンでは、川の水が飲めるかどうか、確かめながら飲んでいる。
その後、私が水道の水を飲んだ時は、「なんて素晴らしいんだろう。」と妙に感動してしまった。
飲めるかどうか、確かめることなしにゴクゴク飲めるって、スゴイよな〜。
透明な物はキレイだと、誰もが感じると思うが、透明でキレイな水を求めて、彷徨った過去の記憶から来ているのかもしれない。
透明感がなぜ良いのか、考えたこともなかったけど、美しいと感じる心にも全て、理由があるのかもしれない。
その他、少年がお風呂に何日も入れない状況で、石鹸をみつけて、感動するシーン。
その後、自分がお風呂に入った時は、石鹸が高級品に見えた…。
石鹸がない生活は考えられない。
なんの気なしに目の前にある生活に感謝できるマンガともいえる。