
都道府県をほとんど知らない息子には、この本は難しいかな?と思っていたが、そんな心配は無用だった。
他の新しい絵本には目もくれず、この本ばかりリクエストされる。
息子にとっては、絵本「どこどこどこ」でも出てきた「栗ぼうや」を探すのが、とても楽しみのようだ。
この「栗ぼうや」は、見開き1ページに1つ、必ず出てくるのだが、3ミリ程度に小さく描かれているので、よ〜く見ないと探せない。
でも、みつけると、とてもうれしいので、大人の私も必死で探す。
「ウォーリーを探せ」みたいな感じだ。
だじゃれの方は、例えば、広島県なら「わたしのおでこ ひろしまけん」になっており、おでこのひろい坊やと、広島名物のお好み焼きや、もみじまんじゅう、原爆ドーム、宮島、路面電車など、広島県にちなんだものが描かれている。
大阪府は、グリコのマークである「走っている人(正式には「ゴールインマーク」というらしい)」が、あのタンクトップ姿のまま、たこ焼きを焼いている様子が描かれていて、非常に面白い。
こんな風に都道府県が一県、一県、だじゃれとその土地の名物で描かれる。
だじゃれで頭をリラックスさせて、日本旅行を楽しめるのだ。
遊びながら、地理の勉強にもなっているこの本に感心した。